(3)3回目…塩濃度の差を変化

 pHを5.9と固定して、リザーバーに入れる沈殿剤溶液の中のNaClの濃度を変
化して実験を行なった。沈殿剤溶液のNaClの濃度は4%、5%、6%、8%にし
てみた。これにより蒸気圧の差を変化させることにより、水分の移動スピードを
変化させることができる。しかし一般的に結晶は時間をかける方が大きく、綺麗
にできるので蒸気圧の差が小さい方がよいと推測される。 (以下、沈殿剤溶
液の中のNaClの濃度が4%、5%、6%、8%の溶液をC´−1、C´−2、C´−3、
C´−4とする)

 結果…3回目の下記写真は、日数がたってから撮ったために微結晶が多数
見 られるものばかりのように見えるが、当初はC´−1、C´−2は形のきれいな
結晶が多く見られた。

<C'−1>   ×40        ×200
 
微結晶が多く、しかも小さいが、3 回目の中では1番よい結果である。       

<C'−2>   ×40        ×200
 
C'ー1よりやや細かい結晶が多い。         

<C'−3>   ×40        ×200
 
最初から、白く濁った状態で、予想 どうりうまくいかなかった。         

<C'−4>   ×40        ×200
 
C'ー3同様に、うまく結晶化しなか った。           

 予想どうりに濃度の大きい方が結晶が小さくなるということが判る。しかし、
これまでの、結果を比べて見ると、微結晶ばかりで、単結晶はまだ出来ていない。

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